ブロードバンドルーターは、ADSLモデムとパソコンの間に接続する機器で、複数のパソコンをインターネットに接続する場合に利用します。
ブロードバンドルーターには、WANポートが一つとLANポートが4つ程度あり、WANポートにはADSLモデムからの回線を接続し、LANポートにはパソコン側からのLANケーブルを接続します。
パソコンからインターネットに接続するよう要求が入ったら、ブロードバンドルーターは、プロバイダから割り当てられたグローバルIPアドレスを使ってインターネットに接続し、受信したデータをあらかじ各パソコンに割り当てておいたプライベートIPアドレスを使って送ります。
プライベートIPアドレスのよって送ったデータをグローバルIPアドレスに変換して通信することをIPマスカレード機能といいます。
ケーブルテレビ(CATV)回線でインターネットに接続する。
1.同軸ケーブルを室内へ引き込む。(回線事業者に依頼する)
2・同軸ケーブルをケーブルモデムに接続する。
3・複数台のパソコンをインターネットに接続する時は、ケーブルモデムとブロードバンドルーターをLANケーブルで接続する。
4・ブロードバンドルーターとパソコンをLANケーブルで接続する。
インターネットと電話機を一本の電話回線で利用する場合、スプリッタという機器を使って、ADSLと電話機を接続します。スプリッタと壁面のモジュラージャックを繋ぐケーブルや、スプリッタとADSLモデムを繋ぐケーブルは短い方がインターネットの通信がスムーズで高速になります。
WANとは、LANとLANを接続する広域ネットワークのこと。会社のオフィスが離れた場所にあり、各オフィス内のパソコンをネットワークで接続したいときに利用します。通常のLANとは異なり、モデムを介して専用の電話回線を利用してつなぎます。
IP電話とは、インターネット回線を使って、音声の電話をすること。長距離電話や海外に電話をかけるときには安くなる、プロバイダや回線事業者が同一のIP電話同士でやりとりをするときは通話料が無料になる場合がある、などのメリットがあります。IP電話を導入するためには、IP電話に対応したADSLモデムが必要になります。
ADSLモデムには、ルーター型ADSLモデム、ブリッジ型ADSLモデム、USB型ADSLモデムがあります。
ルーター型ADSLモデムは、ルーターとモデムが一体となっているタイプで、LANケーブルを使って複数台のパソコンをインターネットに接続することができます。
ブリッジ型ADSLモデムは、LANケーブルを使ってインターネットに接続するタイプですが、複数台のパソコンをインターネットに接続する場合は、別途ブロードバンドルーターを購入する必要があります。
USB型ADSLモデムは、USBを使ってインターネットに接続するタイプです。
ADSLを始めるためには、ダイアルアップ接続と同様に送られてくる信号を変換するモデムが必要となります。このモデムのことをADSLモデムといいます。
ADSLモデムには、LANケーブルで接続するタイプと、USBで接続するタイプがあります。また複数台のコンピューターを接続する場合は、別途ブロードバンドルーターが必要になりますが、モデムとルーターが一体になっているものもあります。
ADSLモデムは、回線事業者から購入するもののほか、レンタルできるものもあります。また回線事業者以外のメーカーのものも市販されています。この場合は、選択したADSL回線に対応されているかどうか確認をする必要があります。