脳の重さは、男性の方が女性より重い。ポールブローカ(1824〜1880)らによって測定。ポールブローカは運動性言語中枢を発見した医学者。
身長170cmの男女の脳の重さを比較すると、100gほど男性の方が重い。
また身長が高くなるに従って、脳が重くなる。
この差が何を意味するのかはまだ分かっていない。
男性は地図に強く、女性は男性よりも苦手?
ある調査で、「東へ300mすすみ、北へ曲がって300m進み、」のような指示を書いた紙を男女に渡して目的地までたどり着くまでにかかった時間や間違えた回数を調べたところ、男性の方が時間・回数ともに少なかったという結果ができました。
生物学では、この差異について、大昔、男は食料を調達するために狩猟に出ることがあり、方向感覚が重要であったことから、その遺伝子を引き継いでいると説明しています。
男性が目標に向かって努力したり、難解な問題にチャンレンジして、その目的が達成されたときに感じる幸福感(目標達成思考)を、女性は心の通った人間関係が築けたときに実感するのだという。(心の触れ合い思考)「ベスト・パートナーになるために・心理学博士:ジョングレイ」より
男女間で生物学的に女性の方が精神力の点で優れていると言います。
このことは、男女双方が生物学的な幸福を得る方法を考える上での論点になりえます。
男女ともにテストステロンという化学物質の循環レベルが高い時期に性欲が増大すると言われています。
男と女は、読む本や読む漫画の質が異なるところからわかるとおり、磁石のNとS(陰と陽)のように、精神的構造が異なります。(書店では、男性がよく読む本と、女性がよく読む本で、棚が分かれているケースがほとんどです。)
求めるところも相反するがゆえに、需要と供給がマッチするといえます。
どちらが優れているというものではなく、それぞれに何らかの理由(役割)があってそうなっていると考えるのが自然です。
男と女の医学的な差異。
女性の方が男性より、肉体的にも精神的にも成長が早い。
男と女の違い・性差について。
基礎代謝は、女性よりも男性の方が高い。
男と女が存在するのはなぜ?諸説あるようです。
1・種の保存・絶滅を避けるため。
2・ご先祖様が築き上げてきた生きるための知恵を受け継いで、進化するため。
などいろいろありますが、
求愛のプロセスを通じて、進化を遂げるためであるとも考えられます。
多くの動物は、求愛の際に無駄とも思える様な膨大なエネルギーを注ぎますが、
人間の場合は、その求愛のプロセスが、科学・芸術・スポーツ・音楽・言語など多岐にわたっていて、実用的です。人間の大脳が発達してきたことと大いに関連はありそうです。
男がもつ性染色体はXY、女がもつ性性色体はXX。
男がもつX染色体は母親から受け継いだもので、Y染色体は父親から受け継いだもの。
女がもつX染色体は、父親と母親のX染色体を受け継いだもの。
染色体とは、遺伝子を運ぶためのもの。
人の染色体は46本。
そして雄がもつY染色体と精子が年々劣化しているそうです。必要以上に性の問題をタブー視し、必要以上に制限しすぎたため、本来あるべきメカニズム(歯車)がおかしくなってしまったのではないでしょうか?
見えない副作用にも目を向けて、手当てをすることも必要です。
性行動に関連する神経細胞群の神経回路のつなぎ目(シナプス)の数にも性差が見られます。(ラットの雌雄)
女性は、話し合うことで、ストレスを解消する。
女性は、高価なプレゼントよりも小さな気配りの方が、うれしいと感じることがある。「ベストパートナーになるために・心理学博士ジョン・グレイ」
髪型やファションを褒める、マッサージをしてあげるなど。
これとは逆の状態にある場合、小さな気配りよりも高価なプレゼントを欲する場合は、愛情がないということ?
女性は、ひとたび恋に落ちると、恋人に対して本能的に自分の愛情を目に見える形で表現し始める。あらゆる手を尽くして恋人の世話をやこうとする。「ベストパートナーになるために。心理学博士・ジョングレイ」より
女性は、その日の気分によって、着る服を分けている。
視束前野の神経核のひとつである性的二型核と呼ばれる部分の大きさは、ラットで比較すると、雄が雌の約5倍近くあります。性的二型核が壊れると、雄は雌に興味を示さなくなります。
子供を産める(卵子を作る)のが女で、精子をつくるのが男。
攻撃性の性差について検証する時は、行動として表れる暴力のほか、言葉の暴力についても検証する必要があります。
攻撃をする人物だけを悪と決め付けるのではなく、争いになった原因(抑圧や弾圧)の方に、もっと目を向けるべきです。
近代日本における性教育では、男性は、強烈な性欲を「本能」だと教えられながら、同時に性欲の「抑制」を要求される。これに対して女性は、こうした男性の「被害者」として、子どもを産み育てるものとして位置づけられる。女性に対する性教育は男性に対する心構えと「貞操・純潔」の大切さ、そして「生殖の性」について身につける。「女と男の人間科学 著・山内只人氏」より
草食男子が増殖している背景は、ここにあるのではないでしょうか。
深層心理に刻まれてたブレーキによって、アプローチができなくなっている。
女性は、男性に対して懐疑的であるため、積極的に出会いを求めなくなっている。
近くに出会いがない場合、恋人を作るのが難しい理由はここにもあります。
このままこの問題を放置しておけば、生涯独身(=孤独死・滅亡)という悲惨な運命をたどる人がどんどん増えていきます。
これまでの「男はすべて狼である」という前提の教育方針は崩れかけていると言えます。多様な視点を持つことが必要です。
上記の書籍では、一方的な性教育のあり方に対して、批判的な意見が述べられています。
科学やITでは主に論理力・創造力を、介護や保育では主に共感力が要求されます。
デートに誘う、告白するなど、最初にアプローチするのは、男性からの方がいい、という女性が多いです。
ただしこれも出会いがないと、アプローチのかけようがありません。
出会いがないと街中ですれ違って、いきなりナンパするしかないわけですが、ナンパに対して否定的な女性も多く、男性も抵抗が大きい。出会いのきっかけのアンケートを見てみると、ナンパから恋愛・結婚に至ったケースはゼロに近く、ほとんどが職場・知人の紹介・学校から恋人を見つけたとなっています。
選択した進路や環境に左右されない「出会いの方法」を発展させていく必要があります。ほとんどの人が職場・知人の紹介・学校などに頼っている場合、それ以外の出会いの場所には人が集まりません。人が集まらないと出会いも成り立ちません。
テストステロンは、男性ホルモンの一種。
エストロゲンは、女性ホルモン。
テストステロンとは、男性ホルモンの一種です。動物実験で、テストステロンはオスとメスの分化に強い影響を与えることが分かっています。
女の性染色体XXをもつ胎児に、テストステロンを投与すると、脳がオス型になったり、体がオスになる可能性があります。逆に妊娠期間中にテストステロンをまったく浴びない場合、男の性染色体XYの胎児であっても脳や体がメスになる可能性があります。
ジェンダーとは、生物学的・肉体的な性別の違いではなく、社会的・文化的に作られてきた性別のことをいう。たとえば、男性がお金を稼ぎ、女性が家事を担うという流れなど。
クジャクや蝶など、多くの動物はオスの方が美しく、見た目の煌びやかさを使って雌の気を引き、雌が雄を選ぶケースが多くみられるが、人の場合は女性の方が見た目に気を使い男性の気をひいて、男性が女性を選ぶという傾向が強い。
オーガズムの瞬間、男性ではパソプレシンという化学物質の分泌量が増し、女性では、オキシトシンという化学物質の分泌量が増す。