恋愛 草食男子 一口メモ

役に立つと思った知識や情報、思いついたこと、発見したことなどを書き留めておくサイトです。草食男子に関連して発見したことや気付いたこと、面白いと思ったこと、感想など。一口メモを募集しています。こちらからエントリーできます。


草食男子とは、女性と会話をする機会が少なかったなどの理由から恋愛があまり得意ではない男子のことをいいます。

草食男子の多くは、隠れ肉食男子ではないかと思っている。孫悟空の頭の輪(緊箍児)のように封印が強すぎて、またはブレーキがかかりすぎて、あるラインから前へ進めなくなっているというケース。これは女性との会話や恋愛経験を通して少しづつ解除していくしかない。出会いと恋愛経験が積める環境整備が急がれる。

恋愛に関する話題
GOLDというドラマで、得意な分野でガムシャラにゴールドメダルを目指す人を肉食系に例えて、草食系を否定するシーンがありましたが、違うと思います。
脇目も振らずにゴールドメダルを目指してきた人は、恋愛を後回しにしてきた人が多く、恋愛において草食化している人が多いと思います。
素材はいいのに、恋愛は苦手で、幸福になれない人を多く知っています。
今はこちらの問題をなんとかしなければいけません。

恋愛に関するアンケートで、アメリカ人と日本人の違いを表す質問事項の中に、
「その人と話をしているとき、自分がなにかまずいことを言ってしまうのではないかと不安になることがある」という項目があります。
アメリカ人は「NO」と答える人が多く、日本人は「YES」と答える人が多かったそうです。
この差異について、人類学者のヘレンフィッシャーさんは、日本の若者はアメリカの若者と比べて異性と接する機会が数なく、あっても格式ばった出会いしかないからだと言います。

勉強やスポーツに得意不得意があるように、恋愛も得意な人と苦手な人がいます。
ただし勉強やスポーツと同様に環境が変わればガラッと変わる可能性があります。
A校で講義を受けても成績は伸びなかったが、B塾で講義を受けたら成績が上がったケース。
A参考書では全く理解できなかったものが、B参考書を読んだら理解が深まったケースなど。
恋愛もこれと同じで、今の環境に合わない(なじめない)人も、環境が変われば大きく流れが変わることも。
この分野については、研究と対策を積極的に進めていく必要があるでしょう。

近代日本における性教育では、男性は、強烈な性欲を「本能」だと教えられながら、同時に性欲の「抑制」を要求される。これに対して女性は、こうした男性の「被害者」として、子どもを産み育てるものとして位置づけられる。女性に対する性教育は男性に対する心構えと「貞操・純潔」の大切さ、そして「生殖の性」について身につける。「女と男の人間科学 著・山内只人氏」より

草食男子が増殖している背景は、ここにあるのではないでしょうか。
深層心理に刻まれてたブレーキによって、アプローチができなくなっている。
女性は、男性に対して懐疑的であるため、積極的に出会いを求めなくなっている。

近くに出会いがない場合、恋人を作るのが難しい理由はここにもあります。
このままこの問題を放置しておけば、生涯独身(=孤独死・滅亡)という悲惨な運命をたどる人がどんどん増えていきます。
これまでの「男はすべて狼である」という前提の教育方針は崩れかけていると言えます。多様な視点を持つことが必要です。
上記の書籍では、一方的な性教育のあり方に対して、批判的な意見が述べられています。

モテキ(イブニングKC・恋愛系コミックス) 著者・久保ミツロウ氏
恋愛にヘタレな草食系男子、藤本幸世が主人公のマンガが今、人気のようです。
あるとき突然、いろんな女性からモテまくるというストーリー。
このマンガを読んだ人のレビューを見ると、割と高評価なコメント多数。

よくラジオなどのマスメディアで草食男子が好きか、肉食男子が好きかを尋ねているところがあるけど、
本来、草食男子(恋愛が苦手な人)が好きかどうかを聞いても仕方がなく、
草食男子になってしまった原因を探り、その対策を語ったほうがリスナーまたは視聴者にとって建設的で役に立ちます。

たとえば、
草食男子になった原因・・環境・女性と接する機会が少なかった、など。
対策・・女性と接する機会の多い環境を作る、まわりに女性がいない場合どうするか、相性の良い女性と接する機会を設けるにはどこに行くか、など。

ここ40年の間に、非婚化・晩婚化・少子化が急激に増えている。競争が激化したため教育費は高騰、男性の所得は減っている。これらも原因の一つと考えられますが、
そもそも男女間の交流が少なく、理想が昔から変わっていないのも要因の一つにあるかと思います。
好きな人がいても、勉強優先でずっと我慢してきた場合、理想は変わりようがないんじゃないでしょうか。
もっと男女間の交流を社会全体でバックアップする必要があると思います。メディアも出会いに関してはタブー視(否定的)しているのか、出会いの方法に関する話題はほとんど見かけませんね。

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