心理カウンセラーの習い事。初対面の人とも、楽しく話ができるようになりたい。そんな願望のある人のための習い事教室。「心理学とは何?」「どう働くの?」など無料講座も開講しています。NPO法人 コアカウンセリング支援協会・名古屋市昭和区。
心理学・負のシンクロニー効果
嫌い+嫌い=共感
Aさんが嫌いだと感じるもの、Bさんが嫌いだと感じるものが同じであった場合、AさんとBさんはお互いに共感をもち仲良くなりやすいという効果。
心理学者のロバートソナーの調査によると、座席の位置によって、話しやすさや協力しやすさが変わると言います。
2人で話すときの話しやすさでは、机の角を挟んで直角に座る、または向かい合って座るという結果が出ています。
協力しやすさでは、隣り合って座るのがよいという結果が出ています。
居酒屋では、隣に座っている人が最も話しやすく、喫茶店では、向かい合って座ることが多いですが、話が途切れた時(一息入れるとき)の視線のやり場を考えると、45度また隣同志が座るのが、話しやすいような気はします。特に仕事がらみや初対面の人と会話をする場合など。
心理学関係の主な資格には、臨床心理士、臨床発達心理士、学校心理士、認定カウンセラーなどがあります。
心理学上、ジェットコースターなどのエキサイティングな体験をしたカップルは、恋愛感情を高めやすいと言います。
恋愛感情が持続する期間について、ある神経科学者の研究チームが調査を行ったところ、個人差はあるもののおおよそ12か月から18か月間という結論を出しました。参考「人はなぜ恋に落ちるのか?ヘレンフィッシャー」
友情は深刻なトラブルが発生しない限りはずっと続きます。
結婚した夫婦が長く助け合えるのは、友情に似た情愛があるからでしょうか???
恋愛に関するアンケートで、アメリカ人と日本人の違いを表す質問事項の中に、
「その人と話をしているとき、自分がなにかまずいことを言ってしまうのではないかと不安になることがある」という項目があります。
アメリカ人は「NO」と答える人が多く、日本人は「YES」と答える人が多かったそうです。
この差異について、人類学者のヘレンフィッシャーさんは、日本の若者はアメリカの若者と比べて異性と接する機会が数なく、あっても格式ばった出会いしかないからだと言います。
恋愛にも四季(春夏秋冬)があります。
春や秋は過ごしやすく2人でいることが大変居心地が良いと感じる時期。
夏は、相手の嫌な部分(欠点)が見えてきて、少し距離を取りたくなる時期。
冬は、出会ったころの愛情が冷めてくる時期。
これらの時期をうまく乗り越えていけるカップルは、長続きするといいます。
参考文献「ベストパートナーになるために」
恋に落ちると、常に相手のことを考えてしまう症状に陥ることがあります。心理学ではこれを「侵入的思考」と言います。
カペルラーヌス「人は同時にふたりの人を愛することはできない」
勉強や仕事にヤル気を起こさせるには、期待感をもたせること。希望や期待感を抱かせてヤル気をひきだす効果のことを心理学でピグマリオン効果といいます。この道を進めば(これをクリアすれば)異性と接触できる(デートできる)機会が増えるとか。
認知的不協和理論(フェスティンガー)
ある高額な商品を購入した。インターネットでこの商品について肯定的なコメントが書かれていた。このときは認知的協和の状態にあると言います。
逆にインターネットでこの商品について否定的な(ネガティブな)コメントが書かれていた。このときは認知的不協和な状態にあると言います。
認知的不協和の状態にあるとき、自分が商品を購入したことに間違いはないとする他の理由を探そうとします。このような心理的な一連の流れを認知的不協和理論といいます。
この理論は、恋愛や資格などいろいろな場面に応用できます。
同調行動。
A子さんとB子さん、どちらがかわいいか6人の男性に聞き、5人がA子さんと答えた場合、残りの一人がB子さんの方がかわいいと思っていても、他者に引きずられてA子さんと答えてしまう行動を取ることを同調行動と言います。
心理学者のソロモンアッシュの行った実験で、7人の学生(6人はサクラ)に2枚のカードを見せて、aと同じ長さの線を1〜3の中から選ばせたところ、サクラがわざと間違えた数字を、残りの一人もサクラに引きづられて選んでしまうことが多いことが分かりました。
追いかけられる夢は、欲求をあらわすといわれています。現状から抜け出したい、過去のトラウマから開放されたい、好きな人から追いかけられたいなど。
男性が女性に、女性が男性に気持ちを伝えることに臆病になってしまう心理について。
失敗した場合に、次に相性の良い相手と出会えるチャンスが確率的に低い、または見つけにくい、出会いが少ないから。
今の出会いを大切にしようとすると、先走った行動がとりにくくなる。慎重になる。
相性の良い相手を探せる環境を整えていく必要があります。
男女間のストレス対処法の違い。
男性はストレスを感じると、穴に閉じこもろうとするのに対して、女性はストレスを感じると、誰かに話すことで解消しようとする。
「ベストパートナーになるために」より
他人の手助けをする行動のことを、心理学では援助行動と言います。勉強や仕事・恋愛・スポーツなどでうまくいっていて気分がいい時には、援助行動へ繋がることが多いことが分かっています。頼みごとをするときやデートに誘うとき、営業をかけるときは、相手の気分が良い時を選ぶとよいでしょう。
他人に理解を求める(説得する)場合には、(1)送り手、(2)メッセージ、(3)チャネル、(4)受け手、(5)状況の5つの要因について検討します。(説得的コミュニケーション)
送り手は、説得する人のことで、専門家であったり、見た目が誠実そうである場合、説得力が上がります。
メッセージは、説得の内容です。チャネルは、説得の手段でメディアを通じて行うか、手紙やメールを送るか、直接会って説得するかなどです。受け手は説得される側で、説得の内容に興味があるかないか、知識の有無によって説得力が変わります。状況は説得する場所で、営業所・自宅・喫茶店・オシャレなバーなどです。お酒の力を借りたほうが話しやすい場合もあります。
相手の話を聞くときは、相手が何を言いたいのか、どの部分を最も強調したいのかをくみとってから、底の部分について話を返すと良いです。
例をあげると、
「今日、百貨店へ買い物に行ったら、財布を忘れてることに気づき、結局何も買えなかったよ。」
この場合、買い物へ行ったことより、財布を忘れて何も買えなかったことにショックを受けたことを強調したいものと思われます。
相手に対して好意や感情を伝える手段は、言語を使って伝える割合が7%、声の大木さや話の速さなど聴覚を使って伝える割合が38%、顔の表情を使って伝える割合が55%です。これを7−38−55のルールと言います。(心理学者・アルバートメラビアン)
相手に好意を抱いているときのしぐさ。
人類学者で恋愛科学の第一人者ヘレンフィッシャーさん(女性)によると、女性が男性に対して好意を抱く時は、笑顔で微笑みかけ、眉毛を上げて相手を見つめる、そして下を向いた後、目をそらす、そうです。
男性が女性に対して好意を抱くときも顔に出る(好意的な表情)ことがあります。
説得的コミュニケーション(接種理論)
ある商品を売り込むときに、はじめにその商品のデメリットを述べてから、それに対してデメリットを打ち消すような反対意見をつけて、最後に商品のメリットを説明すること。
この理論は恋愛にも応用ができて、最初に短所を述べておいて、あとから短所を長所に見せる様なコメントをつけるなど。
商品のメリットだけを説明し、不利益な情報を隠して販売した場合、あとから不利益な情報を知ったときに、信用ががた落ちして悪いうわさが広まる可能性があります。
これを防ぐために、分かっているデメリットははじめにすべて説明しておいて、デメリットを補うコメントをつけておけば、後から不利益な情報を知ったとしても、信用が揺らぐくとはないという理論です。
たとえば、この商品は少し汚れがあって形が悪いけど、味や品質に問題はない。そして価格も大幅に安いからお得など。
摂食障害は、10代から20代の女性に多いそうです。主な原因は、容姿に対するコンプレックスや完璧主義、親に逆えないなどから来るストレスとも言われています。異性の友人から容姿について悪く言われたことがきっかけで摂食障害になってしまう人もいるようです。美人・かわいいの基準は人によって異なり、無理して痩せなくても相性の良い人は必ずどこかにいます。すべての同じようなタイプの異性を好きになるようであれば人類は成り立ちえません。自分と相性の良いパートナーを見つけるためのいろいろな人と出会える環境があれば、それが将来に対する期待感となってストレスをやわらげてくれるはずです。
精神分析学者のフロイトは、人には無意識の領域があることを発見し、無意識の中で抑圧されているものを開放することで、不安やノイローゼを解消することができるとしています。
人や事物について好きか嫌いか、社会問題について是か非かなど表す感情を心理学では態度といいます。心理学者のローゼンバーグ氏は、態度は、「感情」「認知」「行動」の3つの要素に分けかれるとしています。
感情は、直感的に好きか嫌いかを表すこと、認知は、是か非か論理的に評価すること、行動とは、近づく避けるなど実際に行動で表すこと。
態度の前提となる人や事物、社会問題を「独立変数」、それに対する態度を「媒介変数」、感情・認知・行動を「従属変数」ということがあります。
人は一つの欲求が満たされると、次の段階の欲求へ進み、これを繰り返してさらなる成長をしていくと言います。(アメリカの心理学者マズローが提唱する欲求の発達段階説。)まず食欲や睡眠欲・排泄など生きていくために必要な欲求を求め、次に敵から自身の身を守る安全欲求を求めます。これが満たされた次は友人・仲間・恋人を求め、人から認められたい・好かれたいという段階の欲求へ進みます。そして自分の才能や知識を活かして、世の中に便利なもの、役に立つことをやりたいという自己実現欲求へ進みます。このように人は段階的に欲求を満たしながら、成長していくといいます。
人は、他人からモノをもらったり、忙しい時に手伝ってもらったりすると、契約を交わしていなくてもお返しをしたくなるという心理が働きます。これを心理学用語で「好意」といいます。
人が対人行動をとる理由は社会的報酬を得るためであると言われています。
心理学者バートラム・フォアは、この社会的報酬を(1)愛情、(2)地位、(3)情報、(4)サービス、(5)金銭、(6)物品の6つに分類することができるとしています。
人が外見や印象操作で性格を判断してしまうことが多くあります。表情が○○な人は○○な性格の人だ、このような行為をする人は、○○な性格の人だ、という関連付けを行います。これを暗黙のパーソナリティ理論といいます。
色が心理的に与える影響も見逃せません。病院などでは、患者に恐怖感を与えないよう壁の色などを植物と同じ緑にするなど工夫をしているところもあります。
黄色は幸福感を、赤は温かい・情熱的なイメージを、青はクール・冷たいイメージがあると言われています。自分の印象をどのように見せたいかによってファッションの色を変えてみると良いでしょう。
女性は、高価なプレゼントよりも小さな気配りの方が、うれしいと感じることがある。「ベストパートナーになるために・心理学博士ジョン・グレイ」
髪型やファションを褒める、マッサージをしてあげるなど。
これとは逆の状態にある場合、小さな気配りよりも高価なプレゼントを欲する場合は、愛情がないということ?