無縁社会 一口メモ

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無縁社会ーNHK「これからの日本」ー

若い世代に広がる無縁社会
原因は、単身世帯の増加だという。

今回ははじめから終りまで非正規雇用に関する議論でおわってしまったけど、雇用については他のテーマでもさんざん議論されているから、「無縁」のテーマで重複して議論しても仕方がありません。

「縁」がテーマの主題なのだから、希薄化した男女の「縁」をどう結び付けるかに焦点を置いた議論をしてほしかった。

男女を結びつけること関しては、日本の未来にとって、非常に重要なことであるにも関わらず、教育や医療のようなノウハウがまったくありません。
よくお見合いパーティーなどで採用されている「ねるとん」形式は、テレビ番組が視聴者を笑わせるために企画したもののため、告白した人のほとんどがうまくいかないという設定になっています。これは人を笑わせるためのノウハウで、カップルを作るためのノウハウではありません。
かりに形式的にカップルが成立しても、その後連絡がとれなくなったり続かないというケースが多いそうです。

昔はお見合いで半強制的に男女を結びつけていたものが、今は、学校や職場など日常の「なりゆき」で恋人を作り結婚するケースが大半を占めていて、日常のサイクルの中に何も出会いが無い人は、無縁に陥る可能性が非常に高くなっています。

無縁社会の解決に必要なことは、恋人との出会いの場とノウハウを提供すること。現在に至るまで見て見ぬふりをしてきたこの分野のノウハウを作るためのの研究が必要です。

お見合いパーティー(カップリングパーティー)の問題点
・時間が短く、簡単な雑談程度では、その人の良さが伝わらないまま終わることが多い。
・告白タイムが当日にあるため参加しにくい人と感じている人が多い。
・女性の参加費はほぼ無料に近い価格設定でバランスがおかしい。金を払って参加するだけの魅力が無い?
もともと女性が口説きから始まる出会いを望んでいない?
・昔、お笑い番組でブレークした「ねるとん方式」は、もともとが視聴者の笑いをとるためのものであるため、うまくいかないことが多く方法に疑義がある。
・数字で相手を選ぶ。冷やかで機械的な印象が強い。

いきなり結婚など大上段に構えるより、
学校でよくあるグループ研修のように、自然に仲良くなっていくものが望ましい。
しかし個別に開かれている社会人サークルのようなものは、人の集まりが悪い。
趣味系は、女性ばかり、男性ばかりが集まることが多く×。もともと男と女とでは精神的構造が異なるため趣味も合いにくい。

恋人や配偶者との出会いきかっけアンケートの大部分が学校や職場になっているのは、このような理由からだと思う。

NHKクローズアップ現代〜結婚したいのに… 〜止まらない未婚化〜

ようやく男女の出会いに関するの話題に入ったことは評価できますが、やはり話の内容は堅いものでした。
出会いのきっかけは、お見合いパーティーしかなく、そこでは機械的に(冷やかに)数字で相手を選ぶというもので、
とても幸せになれるとは思えない内容でした。
いくら子どもを手厚く育てたとしても、親世代が不幸であれば、いずれは子世代も不幸になるということ。子世代は行き場を失い不幸が連鎖していきます。
基本は好き同士で一緒になること。そうでなければ同性と暮らすの変わりがなく、当事者にとって結婚する意味がほとんどなくなります。
収入をいきなり上げるのは不可能ですから、
収入が低いのであれば、収入が低いなりにできうる生活スタイルを考えるべきです。
お金を稼ぐことや知識を蓄えることに期限はありませんので、努力を続けていれば収入が伸びる日もくるでしょう。しかし恋愛は期限があるため、本来は優先順位が高くなければなりません。

そして、そもそも無料に近い価格に設定しなければ女性が集まらないという時点で、パーティーの仕組みまたは社会の仕組みの何かが間違っているのでしょう。
男と女では精神的構造がまったく異なりますので、男女同じ目線でくっつけるというのは無理があるのです。

まずは全く数字もなく制限もない状態で、男女がどのようにくっつくのか知ることです。