非婚化進む。2005年の国勢調査によると、30代男性の非婚率が過半数近くに達したそうです。原因の一つに男性の所得の低下が考えられる。20代後半から30代前半の結婚率を見てみると、年収が低くなるにしたがって結婚率も低くなっているという。これは結婚に対する価値観は変わらないまま、所得だけが下がっていることも要因の一つと考えられる。
男性と女性の距離を縮めるために、もっと対話の機会を増やす必要があると思う。
独身女性で「彼氏いない」人が7割、うち半数が3年以上交際なしという結果。(23歳から49歳の独身女性を対象・電通総研・時事通信)
結婚の条件では、1位が「信頼できる」、2位が「価値観が近い」、3位が「安心できる」で、「高年収」「高身長」「高学歴」は下位のようです。
職場や学校など、普段、流れている場所に異性がいない場合、ナンパする以外に方法はないというほど、求める異性との「出会い」を探すことが難しくなっています。
出会いに関する規制強化も関係しているかもしれません。
男女の精神的構造の違いを分析して、お互いに求める異性とのベストマッチングを目指すシステムを構築する必要があります。数字で相手を選ぶシステムは、すでに崩壊しているといっていいでしょう。
女を楽しませることが男の最高の仕事・著者・中谷彰宏
・男の人生は、勝つか負けるか。女の人生は、いかに楽しむか。
・思い出話をするときは、事実よりも感情を思い出そう。
・女が求めていることは、2つ。「楽しいこと」と「守られていること」それ以外は覚えていない。
・女はどこにいくかよりも、誰と行くかの方を重視する。
女はよくルックスは関係ないという。これは要素の一部であってすべてではないということ。むしろ楽しいか楽しくないかの方が大事?
一回目のデートが楽しくないと、2回目のデートはない?電話は短くても定期的に楽しい話をなど。
とくに学生時代に出会いに苦労した人の著書は出会いの部分のウエイトが大きいのですが、この本では入口(出会い)の部分には全くふれていません。なぜかは不明です。街中で声をかけなくても日常の中に出会いがある人なのかなあ。
本自体は読みやすく、参考になる部分もいくつかあります。
人間は、他の動物とちがって、知恵を使って食べることに困らない文明を作りだすことに成功しました。同じように知恵を出し合えば恋愛格差が生まれない文明を作りだすことも不可能なことではありません。今はただこの分野について腫れ物に触れたくない価値観が世の中を支配しまった、いわゆる思考停止な状態に陥っているだけです。