自律神経 一口メモ

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自律神経とは、自分でコントロールすることができない神経のこと。たとえば胃を動かす、汗をかく、心臓を動かす、呼吸する、体温を調整するなど。これに対して運動神経や感覚神経などは、手を動かす・足を動かす、見る、聞くなど、自分でコントロールすることができる神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、運動をしているときに働く神経で、心拍数を上げる、血管を収縮する、血圧を上げる、汗をかく、胃腸の働きを抑えるなど主に昼間に活発になります。
これに対して副交感神経は、体を休めているときに働く神経で、心拍数を下げる、血管を拡張する、胃腸の働きを促進するなど主に夜中に活発になります。この交感神経と副交感神経のバランスが壊れてしまうと自律神経失調症になります。自律神経失調症は、ストレスや気温など外から受ける刺激によって起こります。

血管運動性鼻炎は、鼻粘膜の自律神経に異常をきたした場合に起こる鼻炎と言われています。症状は鼻づまりや鼻水など。

Q・鼻の穴が2つあるのはなぜか?

A・片方を使用することで、もう片方の機能を休めるため。安静時には、片方の鼻の鼻甲介(びこうかい)と呼ばれる粘膜が腫れて、鼻の通りが悪くなっています。これにより片方の鼻の機能を休めます。鼻の機能には匂いを感知するほか、空気を冷ましやり温めたり、細菌などをブロックする働きがあります。この鼻閉は交互に起こります。
スポーツなど、空気をたくさん取り入れる必要があるときは、鼻甲介は腫れず、両方の鼻の通りがよくなります。スポーツした時に鼻の通りが良くなるのはこのためです。

※片方の鼻の機能を休めるため鼻甲介が腫れるよう指令を出しているのが自律神経です。自律神経に異常をきたす鼻の病気が血管収縮性鼻炎と呼ばれるもので、鼻づまりなどを起こします。鼻甲介には無数の毛細血管が走っています。参考「カラダ!マニア」

百会というツボは、頭痛や自律神経失調症に効果があるとされています。このツボの場所は、頭の中心(頭頂部)あたりで、両耳の上端を結んだ線と、眉間からまっすぐに頭のほうへ引いた線が交わるところにあります。

胃の中が空になって胃が収縮したり、血液中にあるブドウ糖やインスリンが少なくなると、接触中枢(自律神経系)が刺激されてお腹が減ります。
これに対して、胃の中が食事で膨らみ、血糖値が上がると、満腹中枢が刺激されて、お腹がいっぱいと感じます。